• テキストサイズ

私の陽だまりくん(前編)【WIND BREAKAR】

第17章 約束



ー翌朝。

目覚めた私は1人で。

強がってもやっぱり‥悲しみは消えないし、昨夜の事は夢なんじゃないかと不安になって恐る恐る昨夜はじめが眠っていた場所に手を伸ばして触れた。

‥じんわりと手のひらに伝わる微かな温もり。

あったかい‥。

テーブルの上に2人分のマグカップとフォークも昨夜のまま置いてある。

私はホッとして息を吐いた。

「良かった‥。」

大丈夫。
夢じゃない。

"行って来ます!!"

2年前にそう言って風鈴高校に向かったはじめの笑顔と背中を思い出しながら私は、あの日と同じ様にすっきりと晴れた青空を窓から1人静かに見上げて微笑んだ。




   *私の陽だまりくん(前編)完*



*作者のひとりごと*

最後までお読み下さり本当にありがとうございました‥!

後編はいつになるか未定ですが、ハッピーエンドを考えておりますので執筆が楽しみです(^^)


🍀お読み頂いた全ての方に
           御礼申し上げます🍀



/ 102ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp