第4章 朝陽
sideつばき
涼太にいっぱいしてもらったから、あたしもしたかったのに…
したいなんて思うのは涼太だけだから…
だけど、抱きしめられて腰をすべすべと撫でられてキスをされると、またグジグジと中心が疼き出して、自分の方が刺激を欲しがってる
自分はSEXなんて嫌いだと思っていたのに、涼太とはしたいって思う
涼太と一つになりたい
「ねぇ…つばき?」
「っ…んっ…?」
ゾクゾクする程色気のある熱のこもった声と秘部をそっとなぞる指
それだけでもどうしようもないほど気持ちいい
「入りたい」
小さく吐息と吐き出された言葉に、涼太の欲望を感じて、それが嬉しくてたまらなかった
くちゅくちゅと音をさせながら涼太の吐息を感じると断るなんて選択肢は微塵も思いつかなかった
コクリと頷いて入ってきて欲しいことを伝えると、涼太がくるりとあたしの向きを変えて、後ろからぎゅっと抱きしめてくれた
「…ホントは…顔見て繋がりたいんスけど……つばきはそれじゃしんどいから…これで挿れさせて」
「…?うん……」
あたしがしんどいっていうのはどうしてなのかは分からなかったけど、涼太がそう言うならそうなんだろうと思ってゆだねることにした。
実際涼太に言われてすることには苦痛や痛みは一切なくて安心できていたから、後ろから入れられるって事に対して恐怖も不安も何もなかった
押し当てられる熱くて硬い涼太
少しだけ脚をずらすように持ち上げられてあてがわれた熱がゆっくりとあたしを割って入り込んでくる
んっ…あっ……
ゃんっ……
「痛い?」
ううんっ……いたくないっ…
はぁっ……ぁんっ……
本当に…ほとんど痛くない
大きくて熱いものが入ってくるんだからもっともっと痛いって覚悟してたのに…
涼太が優しくしてくれてるから痛くないって感じてるだけじゃなくて本当に痛みがほとんどない
「ちょっと……うつ伏せになれる?」
少しだけ挿れたまま涼太が体の位置を変えてあたしをうつ伏せにした後、腰を引き上げるように持ち上げた