第6章 妄想
僕は自分の部屋に入るとベッドに倒れ込んだ。
部屋のエアコンを入れた。
暑くてたまらなかった。
エアコンをいれると少ししてから幾分と涼しくなってきた。
僕はベッドに寝そべりながらやはり誠のことを考えていた。
あの兄弟はどのようにして自宅でセックスをしているのだろうか。
ちょっと想像してみた。
誠が灯里の部屋に行くのだろうか。
それとも灯里が誠の部屋に忍び込むのだろうか。
そんな事はどうでも良かった。
どちらかの部屋に行くのだろう。
誠たちは二人きりになると強く抱き合うのだろうか。
灯里はとても小柄な女の子だ。
誠は背が高くちょっとひょろっとしている。
誠は灯里を抱きしめると顔をグィっと自分に向けて舌を入れてキスをする。
そのキスは舌と舌を絡め合い縺れ合うディープキスだ。
誠の舌が灯里の口から出たり入ったりしている。
口角からは唾液が滴り落ちている。
誠は灯里をベッドへと押し倒す。
激しくキスをしながら灯里のタンクトップの上から乳房を強く揉み解す。
誠の舌は首筋へと這わせてキスをして舐め上げてゆく。
キスをする時のチュパチュパと言う音が部屋に響いている。