第25章 おまけ
忙しい仕事納めをし、ようやく帰宅した私の自宅に、また何かが居座っていた。
私はあからさまに大きなため息をついて白蛇さん、と呼びかけると別の者が二体いて思わず悲鳴をあげてしまった。
「きゃあ?! えっ、なんでここに?!」
すると、そこにいた着物を着た人間の姿をした白蛇さんが私の方を振り向いてゆっくりと話し出した。
「どうやらオヌシが気に入ったようだぞ」
「ワタシは水色の死神。ワタシは作られた死神のようで、やることが分からなくてな」
「俺様はこの怪しい水色の死神の見張り役だ。貴様には手を出さないから安心しろ」
どうやら私は、守護霊だけでなく、死神にも好かれてしまったようである。
おしまい