第1章 プロローグ
私は直哉さんの冷たい低い声にビクッと身体が震えた。直哉さんは腰に手を回したまま一緒に布団に行くように私を押した。
「大丈夫や。桜潤ちゃん、ちゃんと優しくしたるからこっちおいでや。」
「はい…わかりました…」
私の身体が緊張してぎこちなくなる。私は押されるまま布団の上まで行き座った。直哉さんはそんなぎこちない私を見てニヤニヤと笑い、私の頬に手を当てた。
「桜潤ちゃん、本当かわええなぁ。顔がお人形さんみたいに綺麗やのにこれからこの顔もめちゃくちゃにされちゃうんだもんなぁ。」
「直哉さんっ…あの……んぅ……」
直哉さんは私の言いかけた言葉を無視して顔を掴み強引にキスをした。強引なのに甘くて優しくて私を味わっているようなキスだった。
「桜潤ちゃん、甘くて美味しいなぁ。もっと味わせてや。」
「はぁ……ん……うぅ…………」
唇から頬、耳、首筋とキスをされ、たまに痕を首に残していった。
「真っ白な肌だから目立つやん。可愛いで。」
私のきていた着物を簡単に緩めていき、はだけさせた。彼の指が私の肌をなぞっていき鎖骨や胸元に触れた。
「んっ………はぁ……」
「やっぱり肌も白くて乳も大きいくて綺麗やん。えっろいなぁ」
直哉さんは私のブラのホックを簡単に外し脱がせた。私の敏感な部分を避け胸を大きく揉みしだき鎖骨や胸元にも紅い痕をたくさん残していった。初めての感覚に声を我慢できなかった。私の身体はそれを求めていたかのように受け入れていた。
「んんっ……♡…やぁ……あっん……♡」
私の反応を見て嬉しそうな顔をすると私の乳首を指で焦らすようにいじり舐め始める。私は思わず腰が浮き、もっとしてと言わんばかりに身体が反応してしまう…普通じゃないような…催眠にかけられているような…頭がボーッとして快感しか感じられなかった。
「あぁっ……♡んぅ………まってっ…!……んんぁ……♡」
「桜潤ちゃん反応良くていいなぁ。まだ乳いじってるだけなのにこれ以上先したらどうなっちゃうんやろな。」