第2章 閉じ込められた生活
「もう少しわからせないといけなかったみたいやね。桜潤ちゃん。」
彼は冷たい刺さるような目で私を見続けた。彼の拳は握り続けられたままだった。
「ごめんなさい…直哉くん…。なんでもするからそれは嫌だ………お願いします………」
直哉くんはたまに家の中や外で嫌な事があったり、私が彼を怒らせてしまうと手を挙げることがあった。彼の事は嫌いでは無かったけどこれだけは嫌だった。反転術式で治せるけど辛かった。
「俺以外の男と話すなって言ったやん。桜潤」
パンッッッ
「……!…………っっん!」
彼は私の顔を容赦無く平手打ちする。彼が私を呼び捨てにする時は怒っている時だ。
「ごめんなさい………」
彼は私をそのまま畳の上に押し倒し、私の帯を解き胸元を露出させた。
そのまま首元に紅い跡や噛み跡を残していく。いまだに私には跡が消えずに残っているのに。
「………ひゃ……ぅ………直哉くん………………ごめんなさい………」
「なんでこんな覚えが悪いんや。桜潤は。好きとか言うてんの嘘なんか?なぁ。」
彼は私の顔を見下ろす。彼の冷たい目とぱっちり目が合うと動悸が止まらなくなる。
「違うよ…………直哉くんが好きです…………嘘じゃないよ……」
「俺桜潤が他の男に見られてんのも嫌なんよ。前に言うたやん。なんでよりによって甚爾くんに会うたんや…………」
彼は私の着物を完全にはだけさせるとパンツを私から下ろした。
「まって……まって………直哉くん………」
「うるさいんや。この淫乱女。すぐ感じるやろ。」
彼は自分の袴の紐を緩めて下着と一緒におろすと彼自身をまだ濡れてない私に強く奥まで押し込んだ。痛みと恐怖と動悸で声にならないような悲鳴が出た。私の身体は急激に呪力が廻りそのせいで頭をボーッとさせる。
「ぁ………ひぁっ………んぅ………直哉………くんっ………」
「ほら、はっきりするんや桜潤。ほんまに俺を好きなんやろ?へばんなや。動くで」
顔を覗き込み私の顔をペシペシと叩く直哉くん。私の反応なんか全く気にせず、好き勝手にばちゅばちゅと奥まで突き続けてくる。最初の痛みはだんだんと快感に変わり、私の声も甘い喘ぎ声にすぐ変わった。