第2章 高校生
お昼休みが終わって、午後は全校集会だった。
体育館まで移動したところで、冬音ちゃんがトイレにいったので近くの入口で待つことにした。
と、
「北澤さん?だよね!1年4組の!」
『え、?あ、そうですけど…』
知らない男の人2人が目の前に立っていた。
「おー!やっぱりかわいいね!俺ら2年3組なんだけど、北澤さん可愛いって有名になってたから話してみたくてさーよかったら連絡先交換しようよ。」
『あ、えと…知らない人とは連絡先交換しちゃダメって言われてて…』
「いやいや、そんな硬いこと言わずにさーね、いいでしょ!」
男の人の大きな体がずいずいと迫ってきてすごく怖い。
どうしよう、冬音ちゃん…
「やり方とか分からない?携帯貸して!やってあげるから!」
『あっ!』
持っていたスマホを簡単に取られてしまう。
と、
「ちょっと。嫌がってますけど。」
男の人たちの後ろからひょいっと私の携帯を抜き取る手。
『月島くん、!』
「…はぁ?お前なに?北澤さんの彼氏?」
「そうだったらなにかあります?」
そう月島くんが言うと、背の高い月島くんに圧倒されたのか「いや、いいわ。行こ」といそいそと集会に向かっていった。
「はい。スマホ」
月島君が私の手にスマホを返してくれる。
『あ、あの月島くんありがとう…迷惑かけてごめん、』
「別に。…気をつけなよ。北澤さん目立つんだから。」
そう言って月島くんも集会に向かっていった。
そこにトイレから戻ってきた冬音ちゃんがパタパタと近づいてきた。
「くるみごめん!!遅くなって!!大丈夫だった!?」
『冬音ちゃん!』
「わー!ごめんね!1人にさせなきゃ良かったー!」
『全然大丈夫だよ、!月島くん助けてくれたし…!』
「えぇあの月島が!?」
『初日から迷惑かけっぱなしで嫌われちゃったかも…、』
「絶対そんなことないから大丈夫大丈夫!」
落ち込む私の背中を冬音ちゃんがバンバンと叩いてくれる。
そうだといいんだけど…