第5章 キッチン
今日もサチはキッチンのシンクを磨いていた。
サチはトイレやお風呂、シンクなどを毎日丁寧に掃除していた。
こんな話をサチは聞いたことがあった。
事件や事故などの多い家に共通する事柄があった。
それはなにか。
家の水回りがとても汚いという事だった。
この話は警察の鑑識課の人が話していたことだと聞いたのでかなり信憑性は高いとサチは思っていた。
殺人事件や強盗、空き巣などに入られやすい家は水回りがとても汚い。
その話をサチは信じていた。
空き巣などに入られたら大変だと思っていたのである。
そんなことからサチはとてもマメにシンクの掃除をしていたのだった。
トイレ掃除も同じだった。
毎日綺麗に掃除していたのだ。
トイレは特に汚れやすい場所だと言える。
そんなトイレ掃除もサチは嫌がらずに毎日楽しく掃除していたのだ。
和樹はそんなサチの姿を見ては愛おしさを感じてしまうのだった。
サチの家のキッチンはとても広かった。
約10帖ほどあったのだ。
床はフローリングだった。
そこに4人掛けのダイニングテーブルが置いてある。
友人などが来たときは、そこのダイニングテーブルで食事をするのだった。