第4章 どうしようもなく、求めて
指だけじゃ、···物足りない。
ヒクつかせた蜜壺から指を抜かれて、物足りなさを感じてしまう。もっと太くて、大きいので私を満たして欲しい。
指に付いた蜜を舌先で絡め取る様に舐めるエアデールの仕草に、心臓が煩いくらい拍動している。わざと見せつけているんだろうか···。
一つ一つの行動にさえ彼の色気を感じてしまい、蜜壺から蜜が溢れ出す。
先程までは与えられる快感が気持ち良すぎて逃げ腰になってしまっていたけれど、いざその感触がなくなってしまうと切なくなってしまうもので···。
どうしたんだろう。
普段はそんなに性欲は強く無いはずなのに。
目の前にいるエアデールの顔を見ると、どうしようもなく彼の全てが欲しいとさえ思ってしまうのだ。
「どうした、そんなモノ欲しげな顔をして」
「···、貴方、私に何かした?」
「何、とは?」
「だっておかいしんだもの···、私の身体。普段はこんなに性欲無いのに···」