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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第54章 13人の超新星


 ーー24番GR、レストラン。シャンデリアがぶら下がっている豪華なレストランの中で、1人の女の子が机の上に乗りながら夢中になって両手でご飯を口の中に詰め込んでいる。
「なんて食いっぷり……」
「あの体のどこに入ってくんだ!?」
 他の客が驚いている中、女の子は気にした様子もなく次々と皿の上にある料理を口の中へと入れて行く。
「おかわり、持ってこーい!」
 平らげた料理のお皿は床へと落ち、彼女の机の周りは割れた皿と溢れた食べ物でグチャグチャになっていた。
 その様子を少し遠くから見ていた男がいた。
「……下品な女め……」
 男はナイフとフォークを置き、ナフキンで口元を拭いた。
「こちらの食事が不味くなる。黙らせて来い……!」
「それはまずいです、頭目(ファーザー)。この街と海軍本部は目と鼻の先、今騒ぎを起こすと……」
 部下の言葉を聞いた途端、男は物凄い勢いで彼を睨みつけ、持っていたフォークを部下の右目へと突き刺した。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
 部下は右目を押さえながら、悲鳴を上げて倒れた。
 ーーその男の名は、カポネ・“ギャング”・ベッジ。“西の海”出身。ファイアタンク海賊団船長。懸賞金1億3800万ベリー。
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