第54章 13人の超新星
『シャッキー’s ぼったくりBAR』を訪れたのは“麦わら”のルフィとその仲間のチョッパーとブルック、そして友達になったタコの魚人のハチ、人魚のケイミー、ケイミーのペットのパッパグだった。
BARの主はシャクヤク、通称シャッキーと呼ばれる元海賊の女性。ハチが小さい頃からの知り合いだった。
BARに着いてから、ルフィたちは冷蔵庫を勝手に漁って食べ物を食べたり、シャッキーはハチと話をしたりしていた。
「はい、お待ちどうさま」
シャッキーはそう言いながら、ルフィの前にコーヒーを出した。
「サンキュー!」
ひと段落して、シャッキーは煙草を吸いながらルフィに話を振った。
「あんたたちの記事読んだわよ。エニエス・ロビーでの事件、どこまで本当なの? 政府に喧嘩売ったのは確か?」
「いいよー、話すの面倒臭ェから」
「ふふふ、自慢しないの? 大物ねー」
シャッキーはタバコの灰を灰皿へと落とした。
「そう言えば、あなたの名前、海軍のガープと同じだけど」
「あァ、じーちゃんだからな」
ルフィはコーヒーをチビチビと飲んだ後に答えた。
「やっぱりねー。昔、ガープに追いかけられたがことあるわ」
「何で?」