第43章 あなたと交わった夜

　エースはミーウの言葉を無視して、部屋の中をキョロキョロを見渡している。
「風呂場はどこだ？　外か？」
「……そこの扉の中にあるわ」
　何を言っても無駄だと判断したミーウは大人しく彼に従うことにした。ーー彼女が指差す先には、クユンが取り付けてくれたミーウ専用のお風呂場があった。
「お！　あそこか。じゃあ、行くか」
　エースはミーウをお姫様抱っこしたまま、風呂場へと歩いて行った。

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