第43章 あなたと交わった夜
「……やあっ……!」
快楽の波に呑まれる。
「あ……あ……」
朦朧とする意識の中、とろとろとミーウの中から溢れるとめどない蜜が溝を伝う。
「……!」
(な、に……?)
ー太腿の震えが止まらない。何かが体の中を駆け上がって来る。
「エ、ス……ま、て……」
「ん? どうした?」
エースはミーウの足の間から顔を上げて、彼女と目を合わせる。
「なん、か……体が……へ、ん」
「あァ……」
男はニヤリと笑った。
「イキそうってことか」
「え……?」
(イキそう……?)
ーそれって……。
ミーウが考えて聞くよりも先に、エースが再び粒を口の中に含む。
「あァ!」
びくびくと腰が震えて反応する。体中を駆け巡る“何か”が速くなる。
「待、て! エ、ス!」
ミーウが叫んでも、エースは吸い続ける行為を辞めない。全身の震えが止まらない。
「待って! ほ、んとに、待って!」
ー何かが下から出てしまう感覚がする。
「待って! な、なんかっ、で、出ちゃう……エ、ス、お願い、や、め……!」
「出していいぞ」
エースは返事をすると、さらに強く吸い付いた。
「やっ……やあっ……!」
ミーウは震える太腿でエースの頭を挟み込む。
「ああ!!」
(出る……!)
ミーウの腰がびくんと大きく跳ね、膣が締まるのと同時にミーウの秘部から透明な液体が噴き出す。
「はァ……はァ……」
ミーウは肩で息をする。
エースは彼女の足の間から顔を出して、少女の顔を挟むように手を置いて顔を見る。
「エース……私、も、漏らし……」
「大丈夫だ。漏らしてねェよ」