第34章 月夜の悪戯の魔法
〜後日談〜
ケイト「それで、アユナ」
アユナ「何?」
ケイト「告白はしたのか?」
アユナ「し、してないわよ!」
ケイト「そうなのか……」
アユナ「つ、次……」
ケイト「ん?」
アユナ「次、会えたら……してみようかなって……」
ケイト「……やっぱりお前からはダメだ」
アユナ「え?」
ケイト「いや……“殺戮武人”からは何もないのか?」
アユナ「な、何も……く、口付けされただけで……」
ケイト「……口付け……だと?」
アユナ「う、うん。でも、きっと他の女の人にもしてるだろうし……」
ケイト「……おい、アユナ」
アユナ「何?」
ケイト「今からあっちの海賊団に乗り込んで、“殺戮武人”を半殺しにして来てもいいか?」
アユナ「何で!?」
ケイトは大真面目にアユナに申し出をしました。
もちろん、アユナが必死に止めましたけどね。
再び2つの海賊団が衝突した時が……楽しみですね。
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