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【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第33章 それぞれの想い


 キッドは自室に入り、部屋の奥にあるベッドに寝転んだ。
「……」
ー久し振りね、キッド。
ーやっと追い付いたよ。
ー夢を笑われたなら、叶えればいい。それだけじゃない!
ー昔のキッドはそんなんじゃなかった!
ーでも、わたしはキッドの友達でしょ?
ーそんなのおかしいよ……。
ー今、思い出したよ……。わたしが何で航海を始めたのか。
ーあんたを……倒すためだったね!
ーキッド、1対1で勝負よ!
ーわたしが何のために海に出たと思ってんの? あんたを倒すためだって言ったでしょ!
ーわたしはあんたを馬鹿にしてるわけじゃない。わたしは能力を使わないで、実力であんたを倒したい。
ーわたしだって、ここまで来た海賊の船長だよ? あの程度の攻撃で死ぬはずないでしょ!
ー馬鹿にしないで!
ー本気でかかって来てよ! キッド!
ー後悔しないでね。
ー覚悟しな! ユースタス・“キャプテン”・キッド!
ーお手上げかな? キッド。
ー適当に攻撃しても、わたしには一生当たらないよ?
ーキッドの実力不足よ!
ー痛いでしょ? わたしはそれより痛かった。
ーそう来なくっちゃ、張り合いがないじゃない。
ー……キッド、これで最後にしようか。あんただって、もうそろそろ限界のはずだよ。
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