第31章 再会と敵
「アユナ、キッドたちと……キッド海賊団と戦う! いいね!」
「……」
ミーウの言い方は有無を言わせないような感じだった。
ー本当に……いいの? ーーミーウ。
アユナは頭で思ったことは口にはできなかった。その代わりに出た言葉は……。
「……ええ、いいわ」
ーー肯定の言葉だった。
ミーウは笑った。
「ありがとう。アユナ」
ミーウはアユナとスレイジ、トーダとケイトを見た。
「キッドはわたしが相手する。みんなは幹部たちをお願い」
アユナたちは頷いた。
ミーウはキッドを見た。
「キッド、1対1で勝負よ!」
「あァ、挑むところだ!」
ーー月日を超え、想いを乗せて……今、戦いが始まる。
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