• テキストサイズ

【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第15章 船大工を探せ


 ミーウはシップタウンの街を急いで走っていた。
「早く……早く見つけないと……」
(あの船が……)
 息を切らしながら、船大工を探した。
「うわっ!」
 ミーウは一生懸命走り過ぎて前をよく見ていなかったため、誰かにぶつかってしまい尻餅をついてしまった。
「いたた……あ、ごめんなさい! 急いでて、前を見ていませんでした……」
 ミーウはぶつかった男の人に謝った。
「おれは大丈夫だ。お前は大丈夫か?」
 その男は尻餅をついているミーウに手を差し出した。
「あ、はい! 大丈夫です! ありがとうございます!」
 ミーウはにこりと笑い、差し出された手を握って立ち上がった。
「随分、急いでるみたいだったな。誰か探してるのか? それとも、何か落としたのか?」
「……実は……船大工を探してて……」
「船大工?」
 ミーウは頷いた。
「わたしたちの船を直して欲しくて……とても深い傷が入ってて……すぐに直してもらわないと……」
 男は真剣な様子でミーウの話を聞いていた。
「……お前の船は、今どこにある?」
「え、今は……東の海岸にあります」
 男は大きく頷いた。
「わかった。こっから近いな。その船まで案内してくれ」
/ 671ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp