• テキストサイズ

【ONE PIECE】罪を抱く紅い目をした白き竜

第10章 あなたのためなら


 その頃、ミーウはスレイジに慰められて泣き止んでいた。
「ごめんね、スレイジ……」
「いや、大丈夫だ。気にするな」
 スレイジはミーウに優しく言った。
「……もうそろそろ戻るか」
 スレイジは立ち上がった。
「うん……」
 ミーウも立ち上がった。その時……。
ーミーウ。
「え……」
「どうした?」
 スレイジはミーウを見た。
「……ううん」
 ーキッドの声……?
 ミーウはビブルカードを握り締めた。
ー会いてェな。
「!」
 ミーウは首に掛かっているビブルカードを見つめた。
「ミーウ?」
「……何でもない……」
(キッドも……)
 ー同じ気持ちなのかな?
 ミーウはそう思いながら、スレイジとともに家まで戻った。

/ 671ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp