第7章 少し長めのエピローグ
すぐに新しい生活が始まって、いきなりの激務!
でもずっとやりたかった仕事だから私は楽しく充実した日々を過ごしていた。
仕事にもだいぶ慣れたある休日、お掃除をしていたらベッドサイドの小箱から例の『ハート』が転がり落ちた………
(あ………Ranさん、どうしてるだろ。)
私はスマホを手に取り久々に発信してみた。
(やっぱり出ない…………どうしたんだろう…………あっ!そうだ!)
その日の午後、私はサロンの最寄りの駅に降り立った。
(懐かしいなあ、最初ん時もこうやって押しかけたっけなあ。「またか!」って呆れられちゃうかな。でも仕方ないよネ、電話に出ないんだもん。)
私はマンションに向かって歩き出した。
ところが―――――――