第5章 Therapy4回目
胸ポケットから取り出されたのは―――――
「レイナさん!コレは何ですか!」
「えっと……リップグロス?と口紅?です……」
「お化粧品を学校に持ってきてはいけません!コレは没収します!」
「あ……はい、ごめんなさい。」
(くすっ、本当に叱られてるみたい。)
「校則違反者はお仕置きですね。」
(ひえ〜っ!どんなお仕置き?!)
Ranさんは没収?したリップグロス?の蓋を開けて私の鼻先に近づけた。
(何だろう?この香り………嗅いだことないけどいい香り………)
頭がくらくらしそうになった。
「さあ、コレを指に取って、モニターを見ながらキモチイイトコロに塗るのよ。」
(ええっ………大丈夫かなあ………)
「レイナさん?あなたは校則違反をしたのですよ?」
「あっはい、やります、やります…………」
人差し指につけたグロス?いやジェルを脚の間の赤いタネにそっと載せた。
「ふっうぅん!」
これだけで腰の辺りまで痺れが走る。
(コレッ!何なの?)
「それじゃまだダメ、指でもっと塗り込みなさい!」
「ふぁっ、はいっ………」
震える指をタネの上でくるくると回す。
(………やっ、……硬くなってきたぁ!)
「レイナさん、モニター見てる?」
「あっ、はいっ!………ひゃあっ!」
タネは硬くなっただけではなく、最初に見た倍ぐらいまで大きくなっていた。
「次はコレを使ってみましょうね♡」
Ranさんはもう一つの没収物?をコンドームの中に挿れた。
「えっ!?」
「フフフ、コレは口紅に見えるけど口紅じゃないのよ?」
下の部分をキュッと捻ると口紅みたいに突起が現れた――――がプルプルと小刻みに振るえている。
「さあ、もう使い方は分かったわね?」
手渡された口紅?をカチカチになっているタネに当てる。
「あっ………ひゃあっ……んっ!」
「どう?」
「キモチイイれす………♡」
「このまま続けるとすぐにイッちゃいそうね?
レイナさん、イッたことは……ある?」
イク?――――――聞いたことはあったけど元彼とのエッチは痛いだけであまり気持ちよくなくてイクとか考えたことなかった。実際そんなもんなのかなあと思っていた。
私はプルプルと首を横に振った。
「イッてみる?」
「――――あ、はいっ。」
興味があった。
(一体どんななっちゃうんだろう……)