第4章 Therapy3回目
「はぁっ……はあっ…………」
すっかり息が上がってしまった私のカラダからRanさんはクッションを引き離した。
――――白濁した糸をひいた。
脚の間はベタベタ……いやドロドロになっていた。
「きゃ………」
「フフ、自然なコトよ。」
Ranさんはティッシュペーパーを差し出す。
「さぁ、次はコレを試してみましょうね♡」
手渡されたのはこの前私がうっかりスイッチを入れてしまったハート型のヤツ………
今日は……なんと『コンドーム』のナカに入っていた。
「お客様共用の道具はね、厳重に消毒してるけど念の為使う時はコレに入れてるのよ。
ココを押すと動くわよ。」
コンドーム越しにボタンを押す。
『ヴィ――――――』
(動き出した!)
「さっきクッションで『キモチいいなあ』と思ったトコロに自由に当ててごらんなさい?」
「……は、はいっ………」
手が震えている。まだちょっと怖い。
ためらいがちに少し脚を開いた。
(たしかこの辺…………)
まだベタついている脚の間にハートを当ててみる。
「んっ!…………」
(またヘンな声でちゃった!)
フワリとRanさんがソファの脇に座った。そしてハートを握る私の手に被せるように綺麗な手を重ねた。
「そう、上手ね。ココが一番キモチがいいトコロだけど女の子のカラダには他にもキモチいいトコロたくさんあるのよ?」
そう言ってRanさんはハートごと私の手を滑らせてゆく。脚の付け根を通って脇腹に…………
(………ひゃっ、くすぐったいようななんかヘンな感じ!?)
ピクリと反応したのを見てRanさんは愉しそうに脇腹に置いた手を上へ上へと進めてきた。
――――――そして
「……おっぱいは?キモチいい?」
胸の輪郭をなぞる様に手をずらしてくる。
ヴィン………
ふくらみに触れるたびにハートは大きく音を立てる。
「ん…………ふぅぅ………」
喉の奥からため息ともうめき声ともつかない声が漏れた。
「ほら、見てご覧なさい?」
Ranさんが空いている方の手で鏡を指し示した。
―――――赤く充血した乳首が唆り勃っていて、今にもタイツの網目から飛び出してきそうだ!