第4章 Therapy3回目
『ブ、ブ、ブ…………ブ、ブ、ブ…………』
…………クッションが静かに振動し始めた。
「もう少し強くしましょうね?」
『ブブブブブブ………………!』
「ひゃあっ!………」
いきなり強くされてお尻を浮かせた。
「ガマンして。クッションにアソコを押しつけるの。」
グッと肘掛けを掴んだ。もう全身が汗ばんでいる。
『ブルブルブルブルブル…………』
Ranさんは容赦なく振動の強さを上げてくる。
クッションにくっつけてるアソコがジンジンと熱くなってきた。
「……んっ、あっ………はっ………」
変な声が出てしまった!
「声、ガマンしないで、どんどん啼いていいのよ?このマンションは防音性高いし幸いにも両隣は空き家よ。」
「ふぁい…………あっ、はあっ………!!」
自分からこんな声が出ちゃうなんてビックリしている。
(アソコ、なんかヒクヒクしてる………キモチいい?かも。)
『ブルブルブルブ……………』
イイところで振動が止まった。
「…………ふぁっ………え?!」
思わずモノ欲しげな目でRanさんを見てしまう。
「どうしたの?」
微笑むRanさん。
「…………あ、いえ……そのっ………」
「もっとスる?」
「…………いえ………あっ、違っ………」
「フフフ、意地悪してごめんなさいね。」
『ブ―――――――――――――ン』
さっきより激しい振動。
一回止められて私は変なスイッチが入ってしまったらしい。自分でカラダを傾けたり左右に揺すったりしてよりキモチがいいトコロを探し始めた。
最初はへっぴり腰だったのが嘘みたい。
「ひやっ、あっ……んふぅっ♡」
エッチな声が自然に出てくる。
「鏡を見て、スゴいエッチよ。」
(…………!やだぁ、ヨダレが出てる……)
「気にしないで好きなだけ淫れていいのよ、ここには貴女と私しかいないんだから。」
「んぁっ……はいっ………んっ!……」
私は再びカラダを振動に任せた。タイツ姿でのけ反ってお尻を突き出したいやらしい自分を鏡で見るとさらに興奮してくる。
耳の奥がウワ―――ンと鳴る。
アソコからの熱がカラダの芯を通って頭まで昇ってきた…………弾ける寸前でRanさんにまた振動を止められた。
「ごめんなさいね、もっと愉しんでいただきたいからコレはここまでにしておきましょうね。」