第11章 【五条悟】死んだ方がマシだった【R18】
五条は全ての欲をの中に吐き出し、どっと彼女の体に倒れ込めば、先ほど食いつきたいと思った汗ばんだ真っ白い体に触れた。
五条はその欲求すら抑えず、の首筋、胸と、無数の鬱血を刻んでゆく。
ぴりっぴりっとした痛みに、放心状態のが小さく反応した。
「んっや、だ、嫌……、やめて、ください……」
ゆるゆると、押し退けるように動くその手首を捉えて。
「後悔してる?僕を憎いと思うでしょ、」
低く、甘い声で。
試すように、嘲笑するように。
五条がキスできそうな距離でに問う。
「……私は、弟を助けてもらいました……。私は、あなたに何をされても恨まない、……後悔もしない。後悔、したくない、です。自分が選んだこと、だから……」
涙に濡れていても、弱弱しい声だったとしても、その目の奥で光る眼差しはどこまでも真剣で。
ドクン、と欲望が、再びどす黒く渦を巻いた。
「いい度胸だ、気に入ったよ」
柄にもなく、気付いたらそう口にしていた。
執着するのも、されるのも大嫌いなはずの五条が。
目の前のどこにでもいそうなただの女に、執着しようとしている。
その事実に気付かない五条は低く笑って、今度はに密着したまま、また彼女を喰らう。
―捕食者の遊戯―
「……っは、あぁっ……!!やぁっ……、はぁ、あンっ……」
「、っは、くぅ…っ!」
「やぁああっあ……!!っあ、あ……っ」
腰だけを高く上げた形で激しく犯されながら、は汗で滑る手で必死に黒皮のソファーにしがみついた。
泣き喚きながら、既に意識は朦朧としている。
もう何度男の精を受け入れたのか分からない内部で、再び遂精したのだろう。
五条の巨大な雄がびくびくと震える感触。
ひぁ……と、の喉から小さな悲鳴が口から漏れた。
覆い被さる五条に再び首筋に噛みつかれ。
その容赦の無い痛みに、自分はもしかしたらこのままこの男に喰い殺されるのではないかと、はきつく目を閉じた。