第8章 変わる日常
紅葉「、?」
『は、はい!』
紅葉「ぼーっとしてどうした?」
『すみません、大丈夫です。』
結局朝方まで中也に愛された為、寝不足になっていた。
紅葉「はぁ。中也じゃな?」
姐さまには全てお見通しのようだ。
中也はこの後みっちり姐さんに叱られたようだった。
-----2日後
「顔引き攣ってんぞ、大丈夫か?」
『う、うん。大丈夫。』
「ふっ、大丈夫だ。なにかあったらすぐ連絡しろよ?」
『判った。中也も気をつけてね。』
「ぁあ、じゃあ仕事終わり迎えにくるからな。」
『うん、いってきます。』
「おう、いってらっしゃい!」
今日から探偵社でお世話になるのだ。
事務所の前に立ち、深呼吸をする。
"大丈夫だ。" 中也の声が聞こえた気がした。
ドアノブを掴もうとする、、、。
??「やぁ!ちゃん!」
『太宰さん、おはようございます。』
太宰「おはよう、緊張しているのかい?」
『少し、、、。』
太宰「ふふ、大丈夫だよ。さぁ行こうか。」
太宰さんに手を取られ、中に入る。
事務所には皆さん揃っていた。
『今日からお世話になります。です。よろしくお願いします。』
挨拶をし、頭を下げる。
太宰「よろしくね、エマちゃん」
国木田「国木田独歩だ。よろしく。」
敦「さん、よろしくお願いします!分からないことはなんでも聞いてください!」
次々に探偵社の方が自己紹介がてら挨拶をしてくれた。
こんなに暖かく迎えてもらえるなんて。
乱歩「僕は江戸川乱歩。名探偵だ、よろしくね。ほんとはね試験があるんだけど、今回君は敦を守ってくれたから免除ね!』
『え、でも試験は受けないと。私受けます!』
太宰「乱歩さんがああ言っているんだから。でもちゃんがどうしてもって言うなら異能力発動して、自我が保てたら合格ってのはどうだい?」
『で、でも皆さんに危険が、、、、。』
太宰「私がいるだろ?それにここは探偵社だ、安心だよ?」