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氷が溶けるまで。【中原中也】

第8章 変わる日常


コンコンとノック音が鳴る。

紅葉「おや、もうこんな時間か。中也入って善いぞ。」

「失礼します、姐さん。は?」

紅葉「ふふ、。殿方が迎えに来たぞ?」

『えっ、でもまだ、、、。』

そう、まだ書類整理が終わっていないのだ。

紅葉「こんなの明日で構わぬ、今日はもう上がれ。」

姐さまに背中を押され、中也に抱き止められる。

「ありがとうございます、姐さん。」

紅葉「ではまた明日じゃ。」


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あっという間に中也の家に着いてしまった。

玄関で立ちすくんでいた、、、。
何故だか恥ずかしかった。

「おい、なにぼーっとしてんだぁ?」

『えっ、あ、お邪魔します、、、。』

部屋に上がろうとすると、手を引かれ抱きしめられる。

「ちげぇだろ、"ただいま"だ。」

『た、ただいま。』

「ふっ、おかえり。。」

中也は満足そうな笑みを浮かべていた。

『ご飯何食べたい、、、?』

「オムライス。」

『了解しました。』


私は夕飯を作るためにキッチンに移動するも、、、。

『あの、、、中也、、?』

「なんだ?」

『非常に作りづらいのですが、、、。』


後ろから抱きしめられている為身動きが取りづらいのだ。

「気にするな。」

離れる気は無さそうだけど。

これじゃあ時間がかかる、、、。

私は意を決した。

ちゅ。

『少しだけ待ってて、、?』

「////後で覚えとけよ。」


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