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氷が溶けるまで。【中原中也】

第2章 再会


紅葉「入って善いぞ、中也。」

「失礼します、姐さん。は?」

紅葉「ふふ、ここじゃ。」

カーテンを開けられる、俺は息を呑んだ。

そこには写真と同じ着物を身に纏ったがいた。

化粧も施されているではないか。

おまけに白い肩が出ている、、、、。

俺の理性は持つのか、不安が募る。

『あっ、中也。そのこれは姐さんが、、、。』 


「すげぇ似合ってる。どっかの姫様かと思ったぜ。」


『あ、ありがと、、、。』

顔を背けるの耳は真っ赤だった。

紅葉「さぁ、行っておいで。頼んだよ、。」

姐さんに背中を押され、俺の方へ倒れ込むを受け止める。

『ごめん、中也。ありがと。』

「お、おう。行くか?」

の手を取り、エスコートをする。

廊下を歩くが、どいつもこいつもの姿を見て顔を赤らめ、見惚れている。


は俯きながら歩く。
恥ずかしいのだろう。

それが余計に煽られるのだ。

俺は周りに見せつけるように態との腰に手を回した。

『ちゅ、中也っ!』

「手前が俯いて歩いてるからだ」

そう云うとは大人しくなった。

2人で迎えの車に乗り込み、レストランへ向かった。



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