第7章 出会い
診療所へ着き、中に入るも異様に静かだった。
人の気配もない。
診察室へ入ろうと扉を開いた途端、血生臭い匂いに鼻を歪ませる。
慌てて室内に入る。
そこには、、、、。
「先生っ!!!」
重なり合うように倒れている先生と奥さん。
2人に慌てて駆け寄るも、奥さんは既に亡くなっていた。
先生はかろうじて息があった。
雪平「中也くん、、、。が攫われた。頼む、を救ってやってくれ。あの子があの子じゃなくなる前に、、、。」
「ああ、すぐに連れ戻す。だからしっかりしてくれ!」
雪平「中也くん、を頼む。守ってやってくれ。私たちの代わりにそばに居てやってくれ。」
そう俺に言葉を遺し先生は静かに息を引き取った。
「約束だ。俺がを連れ戻す、を守る。だから安心して見守っていてくれ。」
俺は部下たちに後を任せ、診療所を後にした、、、、。
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「首領、雪平先生を保護しに向かいましたが既に敵に襲撃されていました。」
森「そうか、、、。残念だ。」
「娘のが攫われたと、云っていました。」
森「やはり敵の目的はちゃんか。」
「首領、を知っているんですか?」
森「勿論だとも。彼女が幼い時から知っている、よくエリスちゃんが面倒見てくれたものだ。中也くんも知っているようだね?」
「はい、羊にいた頃よく世話になった人です。」
森「そうかい、なら話は早いね。中也くん、君と太宰くんに任務を与える。雪平を救出、敵組織を消滅させてきてくれ。」
「首領の仰せのままに、、、。」
、無事でいてくれ。
必ず俺が救い出す。
しかし、彼女を連れ去った奴らの情報は非常に少なかった。
彼女を見つけ出したのは、3ヶ月後であった。