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氷が溶けるまで。【中原中也】

第7章 出会い


「いや、俺は、、、。」

断ろうとするも、に手を掴まれる。

『もう中也の分用意しちゃったから、食べてって!ね?』

「じゃあ、、、。」

そのままに手を引かれテーブルへ座らされる。

雪平「おお、美味そうだな。今日はのオムライスか!頂きます!」


「いただきます、、、美味い。」

すげぇ美味かった。
人生で食ってきた物の中で1番美味かった。


『ふふ、善かった!』


雪平「そうだろう!のオムライスは絶品なんだ。さぁ他のものも食べなさい。遠慮せずに。」

たちとの食事の時間はあっという間に過ぎた。

どれも美味かったし、なにより温かかった。
家族っていいもんだと改めて思った。


透子「作りすぎちゃったの、善かったらみんなに!」

帰りに奥さんから羊の皆んなにもと食べ物をもらった。
わざわざ多く作ってくれたんだろう。
きっと彼奴らも喜ぶ、感謝しかない。


「いつもすまねぇ。彼奴らも喜ぶ。」

透子「ふふ、気にしないで。また来てね、中也くん。、外まで送って行ってあげて!」

「いや、大丈夫だ。」

『そこまでだし、送るよ!』

「すまねぇ。」

『中也は謝りすぎだよ、こういう時はありがとうって云うんだよ!』


「ありがとう。」

『どういたしまして!!』

花のような笑顔で答えるに胸が高鳴る。
この胸の高鳴りはなんなんだよ。
今日はずっとドキドキしてた、先生との会話の後からだ。



この感情に気づくのはまだ先の話だった。



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