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氷が溶けるまで。【中原中也】

第6章 DEAD APPLE


辻村「善かったんですか?行かせてしまって。」

『云っても聞かないし、それに中也は絶対に生きて帰ってくる。私が信じないと。』


辻村「地上まで送ります。」

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意識を失っていた間、私は織田作に逢ったのだ。


『織田作、、、?織田作!!』

織田「久しぶりだな、。」


昔のように頭を撫でてくれた。

『織田作、中也が、、、。中也を止めるにはどうしたらいい?』

織田「、本当は判っているんだろ?中原を止めることが出来ないことを。」

『だけど、、、。中也を失いたくないの。』

織田「じゃあ中原を信じてやれ。彼奴がお前を信じたように。」

織田作の云う通りだった。

さっきも私の無謀な計画を中也は信じてくれた。
中也が信じてくれたから私は異能を使えたんだ。

今度は私が中也を信じるんだ。

『私行かなきゃ。織田作、また逢える?』

織田「勿論だ、俺はいつでもお前のそばに居る。さぁ中原のところへ戻るんだ。」


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地上に着き、私は中也を探す。

『はっ、中也っ!!太宰さんっ!』


太宰「やぁ、ちゃん。」

『太宰さん、ご無事で、、、。』

太宰「ふふ、中也も無事さ。エネルギー切れだけどね。」


太宰さんから中也を預かり、異能で治療する。

太宰「まだ終わっていない、でも彼等ならきっとやってくれる。」

『敦くん達ですか、、、?』

太宰「ああ、きっと彼等なら。さて、私は着替えてくるとするよ。じゃあまたね、ちゃん。」

私の頬にキスをして太宰さんは去って行った。




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