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氷が溶けるまで。【中原中也】

第6章 DEAD APPLE


ヨコハマの街は血の海になっていた。

織田「うんざりだな。右を向いても左を向いても死体の山だ。」


エーン、エーン。っと何処からか子供の泣き声が聞こえた。

辺りを見渡すと、男女が覆い被さるように倒れている。

その間には子供の姿が、、、。

すぐさま抱き抱える。

織田「こんな状況で生きているとは運がいいな。」

突然無線から太宰の声が聞こえる。

太宰「織田作、何をしているのかだいたい察しがつくけど早く逃げろ。其処もすぐ危険になる。」

突如後ろから光と共に猛スピードのバイクが走り去る。

「引っ込んでろっ!サンピン。」


織田は中原であると確認し、すぐさまに連絡をした。

はここ最近中原を心配していた。
きっとの制止を振り切って来たのだろう。

は不安であろう、中原の居場所と生きているということだけでも伝えてやれば安心すると思ったからだ。


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織田作から連絡があった、太宰さんは生きていることと中也も無事であることだった。

広津「おや、さんもそんな顔をなさるのですな。」

『え?』

広津「失礼、随分安堵なさった顔をなさっておったので。」

早く中也に逢いたくなった。


然し、次に逢った時中也はボロボロになっていた。


"汚濁"を使ったのだ、、、。






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