• テキストサイズ

氷が溶けるまで。【中原中也】

第6章 DEAD APPLE


俺はバイクに跨り、再度発信機で位置を確認する。

『中也っ!』

「おお、か。いってくる。」


『私も一緒に行く。危険すぎる。』

俺の袖をぎゅ。っと掴む。


「心配すんな、さっさと糞太宰達を見つけて白麒麟をぶっ倒して帰ってくる。」


『でも、、、、。』


袖を掴むの手を握る。

「大丈夫だ、待っててくれ。」


-----------

広津さんから中也は1人で敵組織に乗り込むと聞き、慌てて中也を探す。

見つけた時にはもうバイクに跨っている状態。

止めなくては、、、、、。

いくら中也は強くても、敵の能力が判らない以上危険だ。


行って欲しくなかった。


止めても、中也は聞く耳を持たない。

なんて云えば止めてくれるのか必死に考える。


"大丈夫だ、待っててくれ。"


「外は危険だ、手前は拠点内にいろ!」

一瞬だけ力を緩めてしまう、その隙に中也はバイクで走り去ってしまった。


『中也、、、。』

私はただ中也の後ろ姿を眺めることしかできなかった。

広津「さん、中へ戻りましょう。」


『広津さん、中也は大丈夫だよね、、、?』

広津「中原殿は強い、必ず太宰殿たちを連れて戻ってこられるかと。」


広津さんに背中を押され、拠点内へ戻る。


/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp