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氷が溶けるまで。【中原中也】

第5章 愛しい君。


俺は今姐さんの執務室にいる。

ある報告をする為に、、、。

「あ、姐さん。実はと付き合うことになりました。」

紅葉「ぉお、それはなんとめでたい!おめでとう、中也。を頼むぞ。」

「ありがとうございます、姐さん。勿論です。俺がを幸せにします。」


紅葉「頼もしい男に成長したのぅ。主なら私の可愛いを安心して託される。」

「それで姐さん、相談がありまして、、、、。」

無事姐さんに報告をしたのだが、困っていることがある。

紅葉「成程、鴎外殿だな?」

「は、はい。そうなんです。」

首領はをとても可愛がっている。

がギルドに捕まっていた時も、実はかなり心配していたのだ。

"中也くん!!早くちゃんを連れ戻してくれ!!"

"私の可愛いちゃんが何かされないか心配なのだよ。は凄く美人さんなのだから。"


かなりの過保護だと思う。

そんな娘同然のが俺なんかと付き合うのを許してくれるのか、、、。

勿論認めさせるし、否定させたとしても別れるつもりは毛頭ない。

俺が姐さんに相談したいことは、報告するタイミングだ。

流石に今は駄目だ、まだギルドとの戦いは終わっていないからだ。

しかし落ち着いた頃だと、何故付き合った時に云わなかったのかと云われそうな気もするのだ、、、。

紅葉「ギルドとの戦いが終わってからで善いのではないかぇ?鴎外殿も今報告されてはパニックを起こしかねんじゃろ。」

「そうですよね、、、。ありがとうございます、姐さん。」


紅葉「心配するでない、鴎外殿は主を信用しておる。信用している者であれば大切な娘を託せるであろう。まぁ、鴎外殿に報告するまではと付き合っていることは周りには秘密じゃがな。」

ガーンっと音が頭の中で鳴り響く。

はとんでもなくモテる。
まずあの美貌。
あまり表情は変わらないが、優しくて部下思い。
時折見せる微笑む顔はマフィア内の男どもを瞬殺する。

野郎どもに俺のモノだと見せつけれると思ったのに、それができないのだ、、、。


はぁ。仕方ない、ギルドとの戦いが終わったらすぐ報告だっ!
それまでの我慢、、、、、。






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