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氷が溶けるまで。【中原中也】

第5章 愛しい君。


---森執務室

『首領、ご心配おかけしました。』

森「ちゃんが無事でなによりだよ。身体はどうだい?」

『首領のおかげで、もうなんともないです。』

森「それは善かった。ちゃん、おかえり。」

そう云う森はとても優しい笑顔をに向けていた。

『ただいま。』


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が無事に帰ってきたこと、中也が太宰と組んでギルドとの戦いに勝利はしたが、まだ戦いは終わっていない。

はすぐに任務へと戻った。


の後ろ姿を眺める森。

"先生、ちゃんは貴方の望んでたように強く逞しく育ってくれたよ。"

の父親は森の古くからの友人だった。

彼からを託されたのだ。

森は彼らが命懸けで守ったを立派に育てると彼らに誓い、7年間に愛情を注ぎ育ててきた。

本当はマフィアには育てたくはなかった、然しが望んだのだ。

"私は先生や、中也たち、ヨコハマを守りたいんです。"

感情がない筈のだったが、いつの間にか自分の意思を云えるようになったのだ。

の目は揺るぎなかった。


その目は彼女の父親にそっくりだった。


"これからもっと楽しみだね、先生。"

森は心の中で亡き友人に伝えた。



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