第4章 眠り姫
"、さぁ中也くんの元へ行くんだ。"
"誰、、、?"
"、目を覚ませ。"
誰だか知らないけど、安心する声だった。
『んぅ、、、。』
紅葉「?目が覚めたかぇ?」
『姐さま、、、。ご無事で、善かったです。』
紅葉「心配かけた、わっちは無事じゃ。身体は痛くないかぇ?」
『はい、大丈夫です、、、。姐さま、私の力不足でお怪我をさせてしまい、申し訳ございませんでした。』
紅葉「なにを云っておる。は身を挺してわっちと鏡花守ろうとした。十分ではないかぇ?」
『あ、姐さま、、、。』
涙が自然に流れた、頬から溢れた涙がシーツを濡らす。
紅葉「、おかえり。」
ぎゅっと抱き締めてくれる姐さま。
凄く温かくて、安心する、、、、。
中也とはまた違う安心感だ、、、、。
『はっ!姐さま、中也は??』
紅葉「先程太宰から連絡があってな、中也が汚濁を使ったから迎えにきてくれと。行けるかえ?」
『は、はい!すぐ向かいます!!』
私は慌ててスーツに着替え、中也の元へ向かった。
太宰さんがいるからきっと大丈夫、、、。
だけど心配で堪らない。
どうか無事でいて、、、。