第4章 眠り姫

地下へと向かい、Qを見つける。

太宰「居たよ、助けを待つ眠り姫だ。」

「眠り姫ねぇ。」

太宰「木の根を切り落とさないと。中也、ナイフ貸して」

「あ？ぁあ、ん？確か此処に、、、。」

太宰「あっ、さっき念の為に掏っておいたんだった。」

「手前ぇ！！」


Qの首にナイフを当てがう太宰。

太宰「止めないの？」

「首領には生きて連れ帰れと命令を受けている。だが、この距離だと手前の方が早ぇ。それに、その餓鬼の顔を見ていると詛いで死んだ部下の死体袋が目の前をちらつきやがる。やれよ。」


太宰「なら、遠慮なく、、、。」




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「おい！クソ太宰、その人形よこせ！」

太宰「だーめぇ！万が一の保険だもの！」

「チッ。彼奴絶対いつか死なす。」

あー、胸糞悪りぃ。さっさと帰ろう、、、。


外で出た瞬間、何かが首に巻きつくと気がつけば地面に叩きつけられる、、、、。


「っう、、、。なんだ。」


太宰「流石！ギルドの異能力者！驚異的なタフさだっ！」

「踏まなっ！！！！」

「来るぞっ、如何する？」


太宰「ふっ。如何するも何も私の異能無効化ならあんな攻撃、小指の先で、、、、」

飛んでくる触手を避けるが、太宰はそのまま吹っ飛ばされる。


「太宰っ！」

触手が俺に向かってくるのを、重力を込めてぶん殴る。


「おい、太宰っ！！』

太宰「っく。ふふふふ。」

「手前、深手じゃねぇか、、、。」

太宰「あの触手実に不思議だ。異能無効化が通じない。」


「莫迦なっ。有り得るのか？」

太宰「私の異能無効化に例外はないよ。可能性は一つ。」
　　「"あれは異能じゃないんだ。"」


「はぁ！？」

そんなことあり得るのか、、、。