第4章 眠り姫
ベッドで眠っているの頭を撫でる。
「早く目ぇ覚めろよ。言い逃げなんて許さねぇ。」
が意識を失ってすぐ、拠点へ運んだ。
首領の治療でなんとか一命は取り留めたものの、内臓の損傷が激しく、出血も多かったため、2日経ったが、未だ意識は戻らない。
紅葉「まるで眠り姫のようじゃ。、王子様が姫の目覚めを待っておるぞ。早く目を覚ましてやれ。」
「姐さん、、、。」
紅葉「大丈夫、は必ず目覚める。わっちがのそばにいる。主は心配せずに行ってこい。」
「ありがとうございます、姐さん。」
俺はギルドの拠点へ向かった。
正直乗り気ではない、出来ることならのそばに居てやりたかった。
だが、が命懸けでヨコハマを救おうとしたのだ。
なら俺も行くしかない。
---------
「最っ初に云っておくがな、この塵片したら次は手前だからな。」
太宰「はぁ。やっぱりこうなった。だから朝からやる気が出なかったのだよね。」
"対ギルド共同戦線 反撃の狼煙だ。"
太宰「全く、、、。ここ数年で最悪の1日だよ。」
「なんで俺がこんな奴と、、、。」
太宰「そうだ、ちゃんは目覚めたかい?」
「いいや、まだだ。」
太宰「そうかい。」