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氷が溶けるまで。【中原中也】

第19章 新米パパとママ


敦「うわーい!おねぇさんも一緒だぁ!!」

芥川「、、、涙」

『敦くん、気をつけてね。龍くん怖くないから少しだけ浸かろうね。』

喜ぶ敦とにピッタリとくっついたままの芥川


「はぁ、、、、。」

俺の決断は、4人で風呂に入ることだった。

こうすればの裸が見えそうになった時にガードができる、おまけに2人まとめて風呂に入れることもできる。

流石に4人で風呂は狭かったが、まぁなんとか入れそうだ。

「ほら、芥川来い。洗ってやる。」

『ほら、龍くん行っておいで。』

の言葉に渋々俺の元へ来る芥川。

前にも一度背中を流してやったことがあったが、今回は一段と小さい背中だ。

子供と風呂に入るとこんな感じか、、、。

俺は両親の記憶がない、だから親がどんなものなのか判らないのだ。

今日一日を通してほんの少しだが親の大変さが判った。

それと同時に案外可愛いと思うところもあった。

きっと親ってのは可愛い子供のためなら頑張れるのだろう。

との子なら尚更可愛いはずだ。


そんなこんなで風呂も無事入れることができ、2人は眠りについた。


『ふふ、可愛い。』

スヤスヤと眠っている2人には笑みを浮かべ乍ら眺めていた。

「そーだな。にしても子供ってのは大変だな」

『そうね、でも可愛いから大変さも忘れちゃう。』

少し2人に妬いた。 否、かなりだ。

2人を眺めているの後ろへまわり込み、腰を撫でる。

「じゃあ、俺らも作るか?」

『んっ、、、待って、明日って云ったでしょ?』

「もう明日になってる。」

時計を指差し乍ら答える。

『ッ、、でも2人が起きちゃうかも、、、』

「あんだけ動きまくったんだ、疲れまくってて起きねぇよ。」 

『でも、、、きゃっ。』

うだうだと云うを横抱きにし、リビングへと向かう。

ドサっとソファーに押し倒す。

「明日はいっぱい甘えていいよ。って云っただろ?結構頑張ったぜ?パパ役。」

『もう、、、困ったパパね。』

「パパだって男だ。」

『優しくしてね?』

「ああ、とびっきり優しくしてやる。」


ここからは大人の時間だ。






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