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氷が溶けるまで。【中原中也】

第19章 新米パパとママ


-----翌日

太宰「3.2.1...ドン!」

2人の身体からボンっと煙が立った。

敦「ゴホ、ゴホっ。あれ???ここは、、、探偵社?」

芥川「何故、僕は此処に?」

太宰「2人ともおかえり!」

敦「太宰さん??おかえりとは、、、?」

太宰は2人に説明をした。

2人は即座にその場にいたと中也に頭を下げた。

敦/芥川「ご迷惑をおかけしました!!!」

太宰「わぁーお、息ぴったりだね!流石名コンビだ!」

敦/芥川「コンビではないです!!」

どうやら2人は子供の頃の記憶はないようだった。

中也は心底安心した。

タオル越しでもにピッタリとくっついていた芥川と敦だ。

の肌の感触を、忘れていてくれたのでホッとした。

「手前ら、なかなか面白かったぞ。特に芥川」

芥川「なっ////忘れて下さい。」

「無理だな!ほら、俺らは戻るぞ」

芥川「は、はい、、、。」
 


『ふふ、2人とも行ってらっしゃい!』


2人を見送るはとても笑顔だった。


---------

「おい、芥川。まだ顔が赤けぇぞ。まさか、、、」

芥川「そ、れは、、、」

「そんなに恥ずかしかったかぁ?心配すんな、誰にも云わねぇよ。」

芥川「ありがとうございます。」


芥川はホッとした。

実をいうと芥川は全てを覚えていたのだ。
おまけにと中也の甘い夜も。

別に狸寝入りをしていた訳ではない、目が覚めてしまったのだ。

の甘い声は微かではあったがら聞こえていた、なによりもソファーの軋む音がかなり激しかった。


子供なりに此処は外に出てはならないと案じた芥川。


元に戻った瞬間、全てのことを理解し頭の中はパニック状態。

それにの肌の感触もしっかり覚えていた。

芥川は自身に熱を持たないよう、必死に押さえ込んでいたのだ。


そんなこともつゆ知らず、中也は呑気に昨日のと甘い夜を思い出しにやける顔を必死に抑えていたのであった。



子育ても悪くねぇな。




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