第19章 新米パパとママ
敦「うわー!おねぇさん、ここ行きたい!!」
『ふふ、いいよ。龍くんも行こう!』
仲良く手を繋ぎながら歩く3人の後を追う
拠点にいても善かったのだが、敦と芥川は外に出たいと云うもので出かけることになったのだ。
そしてここは駄菓子屋
敦「うーん、どっちにしよう、、、」
『ふふ、今日は特別に2つとも買ってあげるよ?』
敦「えっ!いいの!?」
『いいよ、龍くんは何にする?』
敦の両手には駄菓子が握られているが、芥川は遠慮しているようだ。
芥川「僕は、、、いらぬ。」
「なにガキが遠慮してんだ」
芥川「僕はガキではない!」
「そーいうところがガキなんだよ。ほら遠慮すんな、せっかく来たんだしよ。」
俺の言葉を素直に聞き、駄菓子を選ぶ芥川
"意外と可愛いじゃねぇか。"
そんなことを思ってしまった。
店主「あら、僕たちいいわねぇ〜。美男美女のパパとママで」
『えっ、いや、、、、』
敦/芥川「うんっ!!」
「そりゃどーも、自慢の嫁だからな!」
店主の言葉に俺も気が善くなったので、店主の言葉を訂正しようとするをそのまま店から引き摺り出した。
『ちゅ、中也っ!』
「なんだよ、別にいいじゃねぇか。そのうちガキ出来るかもしんねぇしよ」
『ッ///もうっ!中也の莫迦。』
「事実だろ?」
顔を真っ赤にして怒るが可愛くてつい苛めてしまう。
実際、ヤることはヤッているのだから。
いつデキてもおかしくない。
敦「なんのお話してるのぉ?」
『な、なんでもないっ!!ほら、行こう?』
慌てるを不思議そうな顔で見つめる敦と芥川
そしてそれを面白がる中也であった。