• テキストサイズ

氷が溶けるまで。【中原中也】

第19章 新米パパとママ


敦「うわー!おねぇさん、ここ行きたい!!」

『ふふ、いいよ。龍くんも行こう!』


仲良く手を繋ぎながら歩く3人の後を追う

拠点にいても善かったのだが、敦と芥川は外に出たいと云うもので出かけることになったのだ。

そしてここは駄菓子屋

敦「うーん、どっちにしよう、、、」

『ふふ、今日は特別に2つとも買ってあげるよ?』

敦「えっ!いいの!?」

『いいよ、龍くんは何にする?』

敦の両手には駄菓子が握られているが、芥川は遠慮しているようだ。

芥川「僕は、、、いらぬ。」

「なにガキが遠慮してんだ」

芥川「僕はガキではない!」

「そーいうところがガキなんだよ。ほら遠慮すんな、せっかく来たんだしよ。」

俺の言葉を素直に聞き、駄菓子を選ぶ芥川

"意外と可愛いじゃねぇか。"

そんなことを思ってしまった。


店主「あら、僕たちいいわねぇ〜。美男美女のパパとママで」


『えっ、いや、、、、』

敦/芥川「うんっ!!」

「そりゃどーも、自慢の嫁だからな!」

店主の言葉に俺も気が善くなったので、店主の言葉を訂正しようとするをそのまま店から引き摺り出した。

『ちゅ、中也っ!』

「なんだよ、別にいいじゃねぇか。そのうちガキ出来るかもしんねぇしよ」

『ッ///もうっ!中也の莫迦。』

「事実だろ?」

顔を真っ赤にして怒るが可愛くてつい苛めてしまう。

実際、ヤることはヤッているのだから。

いつデキてもおかしくない。


敦「なんのお話してるのぉ?」

『な、なんでもないっ!!ほら、行こう?』

慌てるを不思議そうな顔で見つめる敦と芥川


そしてそれを面白がる中也であった。




/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp