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氷が溶けるまで。【中原中也】

第19章 新米パパとママ


ことの発端は2日前、とある外国の刑務所から触れる物を幼児化することができる異能力者が脱走したらしいのだ。

名前はショーン・M

逃走したショーンは外部の人間の手助けもあり、ヨコハマに身を潜めているらしいのだ。

ショーンには多額の賞金が掛けられており、その情報を元に賞金目当ての人間がヨコハマを彷徨くようになった。

このままではヨコハマが戦場になりかねない為、探偵社に安吾がショーンの捕獲を依頼してきたのだ。

勿論探偵社は依頼を受け、ショーンを捜索することに。



一方、ポートマフィアでもショーンの情報は出回っていた。

賞金目当てもあるが、ヨコハマを守るために森の命で中也達もショーンを追っていた。

そしてついさっき、単独で動いていた敦とこれまた単独行動していた芥川にショーンは見つかった。

2人は競り合うようにショーンを捕まえようとしたのだが、一瞬の隙を突かれてしまい2人は異能力をかけられたのだ。


そして今に至る。


太宰「よぉーし、こうしよう!ちゃん、2人のお世話をお願いしてもいいかな?」

『はい。』

太宰「中也もちゃんと2人のお世話係ね!」

「はぁー!?なんで俺がっ!!」

太宰に噛み付く中也であったが、そっと太宰に耳打ちをされて大人しくなった。

「チッ、じゃあ早く奴を見つけてこい。」

太宰「ふふ、任せなよ。」

太宰は2人をと中也に託して、その場を後にした。


『太宰さんになんて云われたの?』

「大したことねぇよ、それよりこの餓鬼共どーする。とりあえず拠点へ連れていくか?」

『そうだね、じゃあ龍くんお願いしてもいいかな?』

なんと敦と芥川はの腕の中で眠っていたのだった。

中也は少し敦を羨ましいと思いつつ、芥川を起こさないように抱き上げ拠点へと向かった。






太宰「君も子育て慣れてた方がいいよ?将来パパになるかもしれないんだからね?」




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