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氷が溶けるまで。【中原中也】

第19章 新米パパとママ


『え、、、、?龍くんと敦くん、、、?』

「おいおい、なんかの冗談か?」

芥川と敦の姿に驚きを隠せない中也と。

それもそのはずだ、何故なら2人の姿は。

敦「痛いよぉーーー」

芥川「、、、、涙」

3歳児ぐらいになっていたからだ。

2人とも擦りむいたような怪我をしており、泣き止まない。

『2人とも、よく頑張ったね。すぐに治してあげるね。』

は2人の怪我を異能力で直してあげる。

の異能力で擦りむいて少し血が出ていた傷口は綺麗に塞がり、痛みも無くなった。

敦「うわー!凄ぉい!!ありがとう、おねーさん!」

芥川「、、、礼を云う。」

2人はにすぐ心を開いたようだ。


「チッ。」

太宰「わぁお!中也のお友達かな?」

「誰が3歳児だっ!!それよりも、犯人は捕まえたのか?糞太宰。」

太宰「逃げ足が早くてねぇ、今谷崎くんと国木田くんが探しているよ。」

「此奴らは?」

太宰「残念だけど、彼を捕まえないと何とも出来ないねぇ。」

中也は大きな溜息をついた。

太宰「ふふ、ちゃん子供あやすの上手だね!すっかり2人ともちゃんが大好きになったようだ。」

太宰の言葉にの方へ視線を向ける。


敦「僕、中島敦って云うんだ!おねぇーさんお名前は?」

芥川「僕は芥川龍之介だ。」

『私はです。宜しくね、敦くんと龍くん』

「チッ、、、。」

に抱きつく2人に嫉妬心を燃やす中也


太宰「君、まさか3歳児に嫉妬かい?」

「っるせぇ。」

太宰「ふふ、2人とも大人の時の記憶はないようだし大変だねぇ」

中也を揶揄う太宰はかなりご機嫌だ。


「チッ、早く奴を探し出すしかねぇな。」





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