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氷が溶けるまで。【中原中也】

第3章 すれ違う思い。


次に目覚めた時は監獄の中。


どうすれば、、、。
Qの詛いは太宰さんにしか止めることができない。

中也たちが心配なった。
きっとヨコハマを守るために戦っている。
そんな時に私は何もせず捕まっている。

情けない、、、、。


ガシャン。
突然扉が開く音がした。


『え、、、?貴方は、、、。』

敦「探偵社員の中島敦です。一緒に逃げましょう、さん。」


『何故私を助けてくれるの?鏡花ちゃんを連れ戻す為に貴方達に攻撃をしたのに。』

敦「僕も迷いました、貴女を助けるべきか。でも太宰さんから貴女の話を聞きました。だから、、、。」


今は迷っている暇はない、一刻も早くここから出て中也たちと戦わなくては、、、。

『ありがとうございます、中島さん。ヨコハマは必ず守ります。』


ギルドのメンバーのルーシーさんが手助けをしてくれたお陰で、無事脱出することができた。

一つのパラシュートしかないので、中島さんと共に行動することになった。


空から地上が微かに見える。
ヨコハマの街はまるで地獄絵図のような状態だった。

中也、、、。お願い、無事でいて。


敦「さんっ!」

突然、私に覆い被さる彼。
すると凄い衝撃と共にパラシュートが破壊され、猛スピードで地上に向かって落ちる。


『中島さんっ!はっ、、、。』

私を守るためにガードしてくれた彼は気絶をしてしまっている。

『中島さん、中島さん!!』

まずい、2人とも怪我では済まない、、、。


『起きてっ!敦くん!!!』

もう間に合わない。
敦くんの頭を抱きしめてガードする。
せめて彼だけでも、、、、。


あと数メートルまで近づいた途端、青い光に包まれる。

あまりの光の強さに目を瞑る。



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