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氷が溶けるまで。【中原中也】

第18章 俺のモノ


と入れ違いですぐに樋口が部屋へ入ってきた。

樋口「先輩っ!さんっ!!薬持ってきました!あれ、、、?中也さん?」

「樋口?」

樋口「そ、そんなことより!!早く先輩に薬を!!」 

俺と芥川の間に入り込み、芥川に薬を打つ樋口。

芥川はそのまま意識を飛ばした。

「おい、樋口どういう状況なんだ。」


樋口から説明をされた。

芥川はある日から別人のように人を無闇に殺さなくなった。

そして今日の任務もだった。

ところが、ある異能力者が樋口に襲いかかってきた為、庇った芥川は敵の異能力をまともに喰らったのだ。


その異能力は媚薬のようなものらしく、芥川は必死に耐えていたそうだ。

異能力者は捉えることができたが、異能力は時間制で解除ができないものだった。


少し前に俺が媚薬漬けになった時は解毒剤というものはなく、を抱き潰すことになったが、首領の命で梶井が解毒剤を作り上げていたので、慌てて拠点へ戻ってきたのだ。


芥川を医務室へ連れて行くタイミングで、たまたま通りかかった。


事情を聞き、芥川を医務室へ運んで様子を見ているとのことで樋口は梶井の元へ薬をとりに行ったのだ。

そして俺が部屋へ来たということだ。









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