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氷が溶けるまで。【中原中也】

第17章 温泉と甘い夜


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『はい、樋口ちゃんと銀ちゃんのお部屋の鍵はこれね!』

樋口「先輩と同じ部屋で善かったのに。」

「莫迦野郎、手前は女だ。別室に決まってんだろ!」

樋口「でも!先輩に何かあればと思うと、、心配で!」

「なんもねぇーよ!立原たちがいるんだ。問題ねぇだろ!」

樋口「でも、、、」

『樋口ちゃん、心配だろうけど龍くんなら大丈夫だよ。それに、同じフロアだしすぐ駆けつけられるし。ねっ?』

樋口「そう、、ですよね!銀っ!部屋に荷物を置きに行きましょう!さん、30分後にお風呂前で待ち合わせしましょう!」

『うん、30分後ね!』


「よしっ、手前らも荷物置いてこい!俺らも30分後に風呂前なっ!」

立原「了解っす!」

各自各々、部屋へ向かった。

俺たちの部屋はスイートルームだ。
首領が気を遣ってくれたのだろう。


部屋には露天風呂まで付いている。

態々風呂に行かなくてもいいくれぇだ。

然し今回は芥川を湯に浸からせる任務があるのだ。

『私たち2人だけなのに、凄く広いお部屋だね。』

「首領のご厚意だ、有り難く使わせてもらおうぜ!それより、、、」

の手を引き、唇を奪う。

『っんぅ、、、中也、、だめ、、』

「やっと2人きりなんだぜ?少しくらい善いじゃねぇか。」

『んっ、少しじゃ終わらないじゃない』

いつもなら接吻すれば大人しくなるのに、今日はなかなか抵抗を止めない。

恐らく彼奴らがいるからだろう。

「じゃあ、いつなら善いんだ?」

『ッ、、夜なら、、、』

「判った、じゃあ夜まで待ってやる。但し、夜は俺の好きにさせてもらうぜ?」

は少し顔を赤らめて頷いた。


「ふっ、ほら風呂の用意するぞ」


夜が楽しみで仕方がない。

俺は上機嫌で風呂に向かった。


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