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氷が溶けるまで。【中原中也】

第16章 秘密


『そんな、、、、』

頭の中が真っ白になった。

私を守るために、、、、。

怖くなった。

また誰かが死ぬのではないかと。

不安でいっぱいになった。

その時だ
手を強く握りしめられた。

「強くなって守るんだろ?」


森「中也くんにはすべて話した、それでも彼はちゃんと一緒にいることを選んでくれたんだよ。」

『中也、、、、。』

「どんなことがあっても手前のそばにいるって決めてんだよ、こんな事くれぇでビビんねぇよ。」

中也の笑顔が眩しかった。

『中也、、、ありがとう。』

私は幸せ者だ。
こんなに沢山の人に愛されていたのだから。


森「流石、雪平先生が選んだ男だ。頼んだよ、小さき騎士くん。」

「首領、その呼び方はやめて下さい。」

森「これで全て話すことができた。ちゃん?君のせいじゃないだ。君は幸せになって善いんだよ、幸せになりなさい。」

『ありがとう、、、、お父さん』

森「パパの方が嬉しいなぁ、さぁ中也くんはそろそろ任務の時間だね。頼んだよ。」


この時は初めて森のことを"お父さん"と呼んだ。
森は涙を堪え、笑顔で2人を見送った。


2人が部屋を出て数秒後、彼の目からは大粒の涙が溢れ出した。

これほど嬉しい事はないだろう。


数分後、執務室を訪れた広津に再び抱きつき涙を流しているところを再び立原が見てしまい、再びポートマフィア内に2人がデキているとの噂が流れるのであった。




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