第3章 すれ違う思い。
太宰「その通りだよ、ちゃんだ。」
「彼奴は!?は無事なんだろうな!こんだけの力だと彼奴は制御出来ねぇはずだ!」
太宰「中也、落ち着いてくれたまえ。ちゃんは恐らく無事な筈さ。彼女が制御不能になれば、ここ一体が今頃氷で埋め尽くされている。」
太宰の言葉に違和感を感じた。
「おい、恐らく無事ってどういうことだ!は手前らの所にいるんじゃねぇのか?」
太宰の目色が変わった。
額からツーッと汗が流れる。
太宰「中也、落ち着いて聞いてくれ。ちゃんは今ギルドに捕まっている。」
最悪だっ。
俺が一緒にいればはギルドに捕まることはなかったのだから。
あの人と約束をしたのに。
俺は地面を殴る。
太宰「ちゃんが闇市で90億円で懸賞金がかけられている。」
「なにっ!?そんな情報どこにも!!」
太宰「ついさっきのことだ。それにホラ、見たまえ。」
「なっ、、、。」
そこには"capture"(捕獲)との文字が出ていた。
早くを連れ戻さないと。
奴らはの異能力のことを知っているのか?
だとすれば最悪だ。
太宰「ちゃんはまだ大丈夫さ。」
「根拠は?」
太宰「私の勘は当たる。」
「時間の猶予は。」
太宰「72時間だ。」
俺はすぐ拠点へ向かった。