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氷が溶けるまで。【中原中也】

第15章 守りたい


??「。」

『んっ、、、織田作、、、?』


織田作「ああ、どうかしたか?元気がねぇぞ。」

『私、、、中也に愛されてなかったみたい。』

自分で云ってて、悲しくなった。

織田作「誰が云ったんだ?」

『フョードル、、、って人。』

織田作「お前が辛い時、悲しい時、誰がお前のそばにいた?」

『それは、、、』

織田作「中原だろ?彼奴はどんな時でもお前のそばにいた。」

『でもそれは首領の命令、、、』

織田作「俺はフョードルという奴は知らない、だがこれだけは云える。お前が辛い時、悲しい時、其奴はお前のそばにいたか?お前の隣には常に中原が居てくれたんじゃないか?」


織田作の言葉で目が覚めた。


『織田作、、、ありがとう。』


私はやっぱり中也が好きだ、中也の愛に嘘はない。

だって中也は嘘が下手くそだから。


はもう少しでフョードルに洗脳されそうになっていたのだ。

それを救ったのは織田作之助と中也の愛だった。


だが、どうすることもには出来なかった。

フョードルから逃げたとしても、中也たちが狙われるかもしれないのだから。


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??「、起きてください。」

『んっ、、、』

フョードル「おはようございます、日本を旅立つ前に少しお茶をしましょう。長い旅になりますから。」


フョードルに連れられてやって来たのはヨコハマの街の中にあるカフェだった。

何故こんなところに、、、、。


フョードル「ふふ、人混みの方が目立ちにくいですからね。さぁ入りましょう。」


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