• テキストサイズ

氷が溶けるまで。【中原中也】

第3章 すれ違う思い。


紅葉「、中也と何かあったのかぇ?」

私は姐さまに全てを話した。

『私が悪いんです。だから避けられてるんです。』

紅葉「憂いのう。まったく中也は、、、。好いた女子にこんな顔をさせるとは。、中也のこと好きかぇ?」

『はい、でも私の好きが中也が求めているものとは違うかもしれません。』

紅葉「中也にはちゃんと伝えたのかぇ?』

『いえ、伝えていません。』

紅葉「なら伝えるのじゃ。」

『中也はもう私と話すのも嫌なのかもしれません、これ以上中也に嫌われたくないんです。』

紅葉「なら伝えるべきじゃ。中也だって其方に伝えただろ?気持ちを。はなにも返していないではないか。逃げる中也も悪いが、も自分の気持ちを話さずにいるのは善くない。」


そうだ、私はなにも中也に伝えていない。

姐さまの言葉で目が覚めた。


『姐さまの云う通りです、帰ったら中也に伝えます。』


紅葉「ふふ、なら早く鏡花を連れて戻ろうかぇ。」


--------

姐さまの合図で、応戦する。

探偵社の異能力者が3人、、、、。

かなり手強いが、此方は20人だ。

私たちで抑え込んでいる間に2人を逃がせば勝ちだ。

後数分もすれば応援も来るはず。


ジョン「わぁー、タイミング最高。衝突1秒前って感じ?」

声の主はギルドメンバー、ジョン・スタインベック

嫌な予感がする。
ジョン「そろそろ荷物だ届く」真ん中開けて〜と呑気な声で云う。

すると空から何かが降ってきた。
その勢いで辺りは砂埃、突風で身体が傾く。

目の前にはギルドメンバーが集結している。
まずい。そう頭で警鐘音が響く。

紅葉「いかん、撃て!」その声を合図に引き金を引く。
周りには銃声が響き渡る。

銃で対抗するが全く通じない。
弾丸のようなものが飛んでくるが、これは血?
弾丸当たった部下はことごとく倒れていく。
私は避けるので精一杯の中姐さま達の姿が見える。

まずい、弾丸が姐さまと鏡花ちゃんの方へ向かう。
咄嗟に私は2人の前に立つ。


紅葉「っ!!!」



/ 259ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp