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氷が溶けるまで。【中原中也】

第13章 4年前の任務


「まぁ、そーいうことだ!」

『本当に悪い人、、、。』

が怒ってることがなんとなく判った。

「俺たちもいるから安心しろ。」

『うん。』

花園はまだ姿を現していない。

俺はあることを思いついた。


「一曲踊っていただけませんか?お嬢さん。」

に手を差し伸べる。

少し顔を赤くしたは、俺の手を掴む。

『ダンスはあまり得意ではないの、、。』

「ご安心を、リードさせてもらいます。」

とのダンスの時間はあっという間だった。

「上手いじゃねぇか」

『ふふ、中也がリードしてくれたからだよ。』

このままと2人で抜け出したい気分だった。

太宰「素敵なダンスだったよ、ちゃん。是非後で私とも一曲付き合ってくれたまえ」

「させねぇよ!」

に差し伸べる手を振り払う。

太宰「はぁ。煩い番犬だねぇ。君は君の仕事をしたまえ。」

「それは手前もだ!」

敦「太宰さん、ターゲットが現れました!!」

太宰「さぁちゃん、仕事だ。」

『はい。』

は頷き、一度深呼吸をする。

目を開けた瞬間、まるで何かが憑依したかのように妖艶なオーラを纏った。



「さて、俺もいくか。」



作戦開始だ。


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