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氷が溶けるまで。【中原中也】

第13章 4年前の任務



太宰「これが本当の任務さ」

太宰から聞かされた本当の任務

金城は最近金の羽ぶりが善くなった、息子のヒロトが経営に関わってからだ。
そこは俺も知っていたが、ここ最近ある噂が出回り始めていた。
金城組がポートマフィアの銃器を高値で敵組織に売り捌いていると。

その噂が本当かを確かめるのが、今回の任務だった。

が息子のヒロトを誘惑し、証拠を掴むのだ。

そして、冒頭に戻る。

「はぁ!?彼奴から一言も聞いてねぇぞ!!」

太宰「ちゃんから秘密にして欲しいと頼まれたのだよ。」

「なんでだよ!」

太宰「君が心配するから」

「はぁ?どういう意味だ。」


今回の相手、ヒロトはかなり口が硬い人物だそうだ。
その為、任務はかなり難しいところもある。
の誘惑だけでは口を割らない可能性があるのだ。


そしてヒロトは大の女好きらしい。気に入った女がいれば、暴行まがいなことも平気でやる奴らしい。


「だったら、そんな奴襲ってきても1発でぶっ飛ばすだろ?何故俺に黙っていたんだ?」

太宰「君は何も判っていない、情報を聞き出すためなら身体を使うつもりなのだよ。噂だけで彼を拷問などしてはうちのメンツは丸潰れさ。彼女も立派なマフィアだ、それに、、」

太宰の言葉の続きを瞬時に理解した。


「上司の命令なら、その通りにする、、、。糞っ!!!」


俺は会場を飛び出した。





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